東京メトロなど、複数の駅が使える賃貸オフィスで注意すること

立地の良い賃貸オフィスにするべき理由

賃貸オフィスを選ぶ際は、立地にこだわる必要があります。賃貸料が安かったりすぐに入居できたりするからと、立地の良くない場所にオフィスを借りてしまうと、スタッフの通勤が大変になってしまうことがあります。また、毎日の業務で外に出かけてから帰る時に、余計な時間がかかったりすることになります。わずかな時間だと思っても、全てのスタッフが毎日余分にかかる時間を計算すると、大きな時間となってしまいます。時間だけではなく体力や気力なども費やされますので、仕事に与える影響も大きなものがあります。社内のスタッフだけではなく、社外の取引先や入社を検討している人に対する影響も無視できません。アクセスの良くないオフィスに行くのが嫌で、取引の回数が減ってしまったり、入社を取り止めてしまう可能性も考えられます。事業内容やスタッフの対応は良いのに、オフィスの立地が悪いせいで会社の業績が上向かないのは勿体のないことです。賃貸料やオフィスを探す手間を惜しんで、本業に影響を与えてしまうようなことは避けなくてはなりません。このようにオフィスの立地は重要なので、賃貸オフィスを探す時は地図で場所を確認しながら探したり、電車の沿線から探したりすることが求められます。賃貸オフィスを紹介するサイトでは、地図上にオフィスの場所を表示したり、東京メトロ沿線の特定の駅にあるオフィスを検索したりすることができるなど、機能が充実しているため便利です。こうした機能が付いていない紹介サイトは、物件の住所を見たあと別の地図で場所を確認して、近くにある駅は何かなどをチェックする必要があるので、効率的にオフィスを探すのなら便利な機能が用意してあるサイトを使うようにしましょう。

社員のやる気にも関係するオフィスの立地

立地の良さは、最寄りの駅からの距離や行きやすさに比例します。駅から近く簡単に行ける場所にオフィスがあれば、社内のスタッフや社外の人に支持されます。さらに、スタッフの住んでいる場所から、オフィスに通いやすいかも考慮する必要があります。東京メトロなどの主要な駅から歩いてすぐの場所にオフィスがあっても、電車に乗る時間が長いのでは意味がありません。通勤時間が短くなる場所にオフィスを借りるようにしましょう。通勤が楽になる場所に賃貸オフィスを借りれば、通勤に関するスタッフの負担が軽くなって、仕事に集中してもらえますし、会社に対して良い印象を持ってもらえます。スタッフの定着率を良くしたり、やる気を引き出すためには、給料や休日の日数などの待遇だけを良くするだけではなく、通勤の負担が軽くなるような対策も講じなくてはなりません。そして、社外の大事な取引先への移動の容易さも、考慮する必要があります。オフィスを移転する場合は、できるだけ移転前のオフィスよりも移動時間が少なくなるような場所を選ぶことも頭に入れておくと良いでしょう。もしも、取引先との間で車を使って品物を搬送する必要がある場合は、車で行き来しやすくて車を駐車できる設備があることも考慮する必要があります。オフィスのある建物内の駐車設備だけではなく、周囲に使いやすい駐車場があるかどうかも確認しておくように心がけましょう。

いくつもの路線が通っている地域は複数の駅からのアクセスを調べる

都内では一つの路線の駅からのアクセスだけではなく、他の駅からのアクセスの良さも調べておく必要があります。賃貸オフィスによっては、1つの駅からのアクセスのみしか想定をしていないこともありますが、よく調べてみると他の駅からも行けることが分かる場合もあります。都内のように東京メトロや他の路線が入り組んでいて、地図や路線図だけではよく判断できない場合は、オフィスから歩いて行ける場所にある駅を全て書き出して、利用方法などを検討してみましょう。以前は途中の道が曲がっていて駅まで行くのに時間が掛かっていた場所でも、区画整理などによって真っすぐ行けるようになっていることもありますから、最新の地図で確認しておくようにします。電車の乗り方や乗車時間については、毎日利用しているとそれが習慣になって、もっと便利な利用方法があっても気付きにくいものです。賃貸オフィスの地図機能を使ったり、実際に現地で駅から歩いて時間を計ってみることが大切です。現地を実際に見ることは交通の便を確かめる以外にも、周囲の詳しい様子や雰囲気を感じとるのに役立ちます。周囲の環境については、文章にして表現するのが難しい面もありますから、実際に現地に行って調べてみなくてはなりません。インターネットが普及して、何から何までネット上の操作で済ませようとする人もいますが、実際に出かけてみないと分からないこともたくさんあります。インターネットで調べたことを無駄にしないためにも、オフィスを探す時は現地に行ってさらに詳しく調査するようにしましょう。