東京でオフィスを構える

オフィスの立地は企業イメージに影響を与える

オフィスの立地場所は、企業イメージに大きな影響を与えることに注意しましょう。ただコスト面だけのことを考えて利便性の良くない場所などを選んでしまうと、何をしている会社なのだと思われてしまいます。東京などは地価が高いため賃貸料も高いですが、企業のイメージを向上させるのに役立ちます。首都圏に住んでいて都内への移動ができるのであれば、都内にオフィスを構えることを検討しましょう。都内にビジネス拠点があるというだけで対外的な信用度もアップし、取引しやすくなったり金融機関からの融資が受けやすくなったというケースも多数あります。優れた商品やサービスを用意していても、立地が良くないために事業運営がうまく行かないということは、避けなくてはなりません。事業を立ち上げたばかりのスタートアップ企業も、ビジネス拠点を都内におくべきです。資金が乏しい時期は、何とかお金を使わないようにと賃貸料だけに目が行ってしまいますが、それでは事業を成功させることはできません。ビジネスを開始した時は、まだ会社や事業内容について知られていない時期ですから、簡単に行けない場所にオフィスがあるのでは、なかなか信用してもらえなくなります。都内にも比較的賃貸料の安い場所がありますので、そうした場所を探してビジネスを始めるようにしましょう。丁寧に物件探しを続ければ条件に合ったものを見付けることができます。無理に銀座や大手町などにオフィスを構える必要はないので、手持ちの資金と相談して身の丈に合った場所でビジネスを開始しましょう。

利便性のことも考えよう

企業のイメージアップに加えて、利便性のことも考えてアクセスが良い立地を選ぶようにしましょう。アクセスの良さは毎日オフィスに通うスタッフの負担を軽くすることに繋がりますし、新しくスタッフを募集した時にも立地が良いと多くの人が応募してくれます。逆にアクセスの悪い場所を選んでしまうと、仕事内容に不満はないものの、天候が悪かったり体調が良くないと仕事へ行く気にならなくなります。社内のスタッフだけではなく、社外の取引先もアクセスが悪くて行くのが大変な場所にあるのでは、なかなか訪問する気分になりません。電話やネットなどで用が足りるようでも、直接行き辛い場所にあるのでは取引するのに消極的になってしまいます。都内の賃貸オフィスはアクセスの良い場所にある物件が多いものの、中には最寄りの駅から何十分も歩かなくてはならないこともあるので注意しましょう。路線によっても、数分単位で電車が来る路線もあれば、数十分単位でしか運行されないこともあります。そのため、東京で本当にアクセスの良いオフィスを見付けられるよう物件の場所を地図で調べ、路線の時刻表を確認する必要があります。さらに、実際に物件を訪問して駅から何分掛かるか計測したり、途中に歩きづらい場所はないか確かめるようにしましょう。こうして実地で物件を確認することで、インターネットや地図などでは分からないことがたくさん発見できます。わざわざ出向いて行くのは大変ですが、オフィスの移転は簡単にはできないことなので、事前に十分な調査をして後悔しないようにしましょう。

ビジネスにおいて価格交渉も大切

東京で気に入ったオフィスが見つかったら、契約して入居することになりますが、その前に賃貸料について交渉の余地がないか確認してみましょう。少しでも賃貸料が安くなれば、毎月の経費が削減できて経営が楽になります。公になっている賃貸料はオーナーが希望する金額ですが、相談すれば値下げしてもらえる余地もあります。相談しても少しも下げてくれないこともありますが、まずは聞いてみないことには始まりません。しかし、賃貸料金は最も重要なことであるため、一方的にこちらの要望を押し付けたり相場より大幅な値引きを要求したりするのは慎むべきです。そのようなことをすると、相手の気分を害してしまい、最初の値段でも貸してくれなくなってしまいます。料金の値下げの相談をする時は、良い物件ではあるが自分達にとっては少し料金が負担になると伝えて、いくらか下げる余地はあるか聞きましょう。こうして交渉を始めれば値下げのことを考えてくれますし、値下げできない場合でも礼金敷金や更新料など他の部分で調整してくれる可能性が出てきます。賃貸料に限らず値下げ交渉をする時は、自分の要求を無理に通さずに相手のことも考えましょう。自分のことだけを考えていると、相手と長期的に良い関係を築くことはできません。価格交渉もビジネスにおいては大切なことなので、自分でやっておくと良い経験になりますが、他のことで忙しい場合などは物件の仲介業者に依頼すると良いでしょう。仲介業者であれば、内情などを正直に話して交渉を依頼するとオーナーと話し合ってくれます。必要に応じて、外部の専門家も活用しましょう。